看護師になって充実した日々を過ごしていても、「もっとスキルアップしたい」「キャリアチェンジを考えている」という人もいることでしょう。そんな場合には、今後のことを考えて英語力を身につけておくのがおすすめです。
看護師としてのスキルと英語力があれば、臨床開発モニターやフィールドナースなどに転職することができます。臨床開発モニター、治験に関わる業務を全般に引き受ける仕事です。外資系の製薬会社とやり取りを行うこともあるので、英語力が必要になります。さらに、新しく開発された薬の効果を患者さんに試してもらう治験は、看護師としての臨床経験が必須です。
このようなことから、臨床開発モニターは、看護師のキャリアと英語力を活かせる職業であるといえます。
フィールドナースも看護師としてのスキルと英語力が活かせる職業です。フィールドナースは、医療機器メーカーなどで医療機器の販売の営業を行います。具体的には看護師の経験を活かして、医療機器のプレゼンテーションを行ったり、操作方法の説明などを行ったりします。
フィールドナースの仕事に英語力が欠かせない理由は、医療機器の説明書が主に英語表記であることと、外資系企業が多いことから英語でのやり取りがあるためです。
このように、看護師のキャリアチェンジには英語を身につけておくと有効な場合があります。臨床開発モニターやフィールドナースなどの職業に興味がある場合には、TOEICなどの英語の勉強を進めておくとよいかもしれません。その他への道へキャリアチェンジしたい場合には、違う業界への復職を成功させた元看護師の経験談を参考にしてみるとよいでしょう。